クラニオセイクラルは「頭蓋仙骨療法」と日本では訳されています。
頭蓋骨(クラニオ)から、
首の骨-背骨-腰の骨を通って仙骨(セイクラル)まで、
骨の中をひと続きの膜が通っています。
この膜の内部には
人間の体の動きを支配する脳や中枢神経系統が存在し、
脳細胞や神経細胞に滋養を与える透明な体液=脳脊髄液が流れています。
人間の脳は脳脊髄液の中に浮いていて、その影響を受けます。
脳脊髄液の流れは液の器である、膜(主に硬膜)や骨の影響を受けます。
膜や骨もまた、脳脊髄液の影響を受けます。
頭骸骨は脳脊髄液のリズム(呼吸)に従って動いているからです。
私たちの体はどれほど困難な状況にあっても、
胎児だった頃から持っている
「固有の健康さ=ヘルス」へと向かって活動しています。
この「ヘルス」には
体だけのヘルス
心だけのヘルス
魂だけのヘルス
なんてものはありません。
すべてが調和し、バランスがとれた
「全体性」をもった健康さです。
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスでは
この脳脊髄液の中に「ヘルス」へと働きかける
大きな力が存在すると考えます。
クラニオ・バイオ・マッサージは
脳脊髄液への働きかけを通して
私たち自身が持つ自己治癒力を促進させ
心、身体、魂をヘルスと導きます。